2025.01.15
「コシード」
スペイン🇪🇸では〃ご馳走〃だそうです。大勢で集まった時に食べる嬉しい料理。日本で例えるなら親戚一同が集まった時に食べるお寿司とか?そんなノリ?分からんけど。たぶんそんな感じ。
ちなみにコシード盛り合わせ(スタッフ間では〃こし盛り〃。耳をすませば「こし盛りでま〜す!と言ってるのが聞こえてくるはずです。)を頼んでいただいた時に登場する鍋は〃オジャ鍋〃といってスペインの煮込み用の鍋です。〃オジャ〃とはスペイン語で〃煮込む〃という意味ですので、文字通り煮込むための鍋。もちろんスペイン産です。
コシードという料理の優れているところは、ただそれぞれの具材から出る旨みだけで作られているところです。僕も調理師学校時代に色々な料理を作りましたが、コシードを食べた時ちょっとした衝撃だったんですよね。塩しか入れてないのに何でこんなに美味しいんやろって不思議に思いました。
オーナーの西山曰く「スペイン料理はその素材全てを活かす料理」みないなことを言ってたような記憶があったりなかったりするようなしないような。
コシードはまさにそれ。素材を煮込んだスープも美味しく余すことなく食べる。僕もスペイン料理のそんなところが大好きです。
スープを作る時もいつも完全なる同一なものは作る必要がないと考えてます。その時々で煮込んだものや、量が違ってて味わいもそれに伴って違いが出る。それが〃美味しさ〃だと思ってます。
サントレスの料理はいつもちょっとした遊びの部分を持たせているんです。僕はその遊びの部分、均一でないところ、完全で無いところに美味しさが宿ってると考えてるのです。
話が少し逸れちゃいましたが、
サントレスの定番料
理「コシード」。是非この寒い季節に食べて温まりに来てください!よろしくお願いします!匠